日本は子どもにとって風当たりの強い国?

海外に長く在住し、子どもを育てています。日本の育児事情に疎くなっているのは仕方がないかもしれませんが、やはりたまに一時帰国する際などは、周囲の迷惑にならないよう、かなり気を使って気疲れします。

滞在先の実家から、遠方に住む友人を訪ねることになりました。初めて乗る新幹線に子どもは浮かれきっていますが、私は気が気ではありません。ベビーカーは卒業していたのですが、まだ乗車券の必要のない年頃です。私の分だけ購入し、自由席が混んできたら私の膝にのせる覚悟でした。こういった幼児の自由席利用に関しては、他の乗客からは賛否両論があり、むしろ「迷惑」ととっている人が多いという事を、日本のSNS閲覧を通して感じていたからです。

友人から「平日の混雑時を避ければ、各停だしそんなに席が埋まることはないよ」とアドバイスを受けていたのですが、やはり実際に当日、ガラガラの車内を見るまではホッとすることはできませんでした。誰にもかれにも話しかける性格の子どもなので、在来線などでは近くの若いビジネスマンに渋い顔をされもしましたし、やはり日本はお子さまにとっては風当たりの強い国だなあ、とひしひし感じた旅路でした。