少年野球を通しての友人が財産

3人の子供がいる我が家。
長女、長男、そして二男。
上2人は、すでに成人しましたが、二男は現在、高校生です。
子供達は、それぞれ自分なりの道で成長してくれましたが、二男も小学生の頃の友人が、今でも大きな財産となっています。

 
彼は小学校3年生から、少年野球を始めました。
決して、上手な方ではありませんでしたし、常にレギュラーポジションにいた訳でもありませんでした。

 
親である私の目から見ると、とても辛そうに見えたのですが、本人はそうでもなさそうでした。
むしろ、チームメイトの中では、ムードメーカーで意外にも人気があったのです。
公式試合中に、監督の伝達として、ピッチャーの所まで走って行き、マウンドに集まったナインに何を伝えたのかと思えば、単なるギャグを言って仲間の緊張を解すだけでした。

 
しかし、その時のマウンドで大笑いをしたナインは肩の力が抜けたのか、試合の流れが変わったのです。
私が知らない間に息子も意外な面で、友人達との信頼関係が出来上がっていたのです。
あれから、もう数年経ちましたが、少年野球の頃のチームメイトは今でも良き仲間として繋がっています。

 
古い言葉ですが、「同じ釜の飯を食う」という環境では、本当の友人ができることは、幼い時代でも、言えることです。

 
子育てでも、親の心配を他所に少年野球のような環境でも、ちゃんと成長してくれているのです。