様々な育児書や育児情報サイトには、なるべく怒らずに自分の子どもと接しましょう!と書いてあります。でも、簡単そうで本当に難しいのがこの「怒らない」育児です。実際には、子どもと接する事で小さなストレスが積み重なり、爆発寸前の爆弾を胸に抱えながら育児に苦しんでいるお母さん方も多いことでしょう。もちろん子どもには悪気はなくても、まだ知らない常識や「普通の感覚」からはみ出した行動をとることが多いので、特に小学校以前のお子さんに「何でそうなっちゃうの!」と悩まされるケースも多いと思います。
ここで大声で叫んだり、最悪手を出して体罰で叱ってしまったりすると、その場で子どもがいう事を聞いても、さほど教訓として子どもが学ぶことは少なく、後にはお母さん方の罪悪感しか残りません。これを避けるためには、子どものひどい言動やいたずらの後、数秒間ー数分間、いったんお母さんが別室において「クーリング」をする刹那を設けるのが効果的です。いたずら直後に怒りの感情にまかせて怒るより、「どうしてその行動がよくないのか」を明確シンプルに、かつ深刻な態度で説明するためには、このように一拍おいてみましょう。ただ、あまり間を置きすぎると子どもは何をしたか忘れてしまうので、タイミングの取り方には気を付けて下さい。